やまと(倭)は国のまほろばBlog

美しい国日本を守るため歴史、経済、政治面から社会についての思想的考察を行います

走るスマホともいうべきEV車のインパクト再再考

昨日トヨタパナソニックがEV車に関し、協業する事を発表し、トヨタでも本格的にEV車にシフトしてゆくことが発表されました。

 今までもEV車に関する大きなインパクトにつき記載してきましたが、ここにきて少しずつその大きさに気づき?警鐘をならすような報道、コメントもなされ始めています。下記は元信州大学教授で現在法政大学の真壁教授のコメントですが、日本の自動車産業は電機の二の舞にならないか心配されています。でもまだまだ危機感が足りないと思います

diamond.jp

 これは心配というレベルではなく、正にそうなろうとしています。

まず日本の組み立て産業(電機)は今まで韓国企業に負け、中国企業にどんどん買収されている。それは何故か?その理由はこういった産業は量でコストが決まり、量を確保した所がその分野を制する。日本の企業は当時の円高とそもそも世界戦略も持ち合わせなかったことが敗因の大きな理由です。

 

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 一方自動車のEV化が何をもたらすかというと、端的に言うと”走るスマホ”というもの、又そういった産業にどう対応してゆくか。ということでしょう。EV車はモーターと制御と言う今までに比べ格段に簡単なシステムで動くことになりますし、かつ自動運転技術などといったIOT対応の世界になってゆくと、地図情報含め様々なデーターを取り込み、処理する必要が生じ、それらソフトを統合的に運用する必要がどんどん高まってゆくことは必然です。

パソコンの産業がそうだったようにそのOSを握るものが世界を制す。その意味では、パソコン又現在のスマホと同様のハード製品は格安に中国が作り、OSはアメリカが握り、世界を動かす。そういった世界の出現がもうすぐそこに現れようとしている。

日本の得意とするハード関係」、それも組み合わせ、すり合わせといった微妙な所が残るかというとそれも非常に危うくなっている。こういったリスクを本当に認識し、対処すべき時期がすぐそこに来ているという事です。

 

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 日本の産業を守る、特に自動車産業を維持してゆかぬと、雇用環境は本当に悪くなる。かつ日本の産業、国力が現在に比較して格段に落ちてゆく事になる。これは間違いないそれに代わるような産業が現在あるわけではないし、これから育成するなどと言ってもそれは遠い未来の話です。本当に官民合わせた自動車産業の行く末の議論と、少しでもEV化を遅らせる、又それに上手く対応してゆく為の方策を議論、実行してゆかねばなりません。世界はもの凄いスピードで動いています。EV化の潮流は変えられないものの、電子部品を中心とした技術を織り込み日本にしかできないEv車を開発するなど真剣な工夫が必要です。