やまと(倭)は国のまほろばBlog

美しい国日本を守るため歴史、経済、政治面から社会についての思想的考察を行います

メガバンクでの大量人員削減報道:日本の産業に何が残るのか?残すべきか

先日3メガバンクが今後数年間で3万人のリストラを行うという発表がなされました。特に規模が大きいのはみずほFGで、三菱UFJ、三井住友FGがそれに続く形です。様々なBlog等でこれらに関する内容は触れられていますが、ここでは日本の産業構造という観点から話をしてみたいと思います。

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今までグローバリズムの進展で金融界の再編が行われ、次に電機メーカーにその影響が及ぼされ、国内電機メーカーでは次々と事業撤退、売却、会社そのものが特に中国資本の傘下に入ってきたことは述べました。

 

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最近でも富士通がパソコン事業を中国LENOVO傘下で行ってゆく事を発表したばかりですし、JDI(ジャパンディスプレィ)も有機ELの開発と事業継続に四苦八苦しており、これも最終的には企業そのものの買収といった形になる可能性は高い。加えて東芝がTV事業を中国海信に売却すると報道され、まさに中国に買われる日本の企業といった姿です。

かつこれも今まで述べてきましたが、日本の産業の最後の砦ともいうべき自動車産業においてもトヨタを引きずりおろす為の電機自動車戦争が始まってきています。

一体日本の産業には何が残るのか?又その技術の蓄積含め絶対残してゆくべきなのか?今まさに胸突き八丁で問われている時だと思います。

このメガバンクでの大量人員削減報道を聞き、今後の国内の雇用につきて不安に感じた方は多いでしょう。

インターネットの普及により、これからは益々プラットフォームやOSといったものが重要になる。例えばAmazonといった物販のそれとか、これから出てくる自動運転のそれとかです。また既にOSといった分野ではパソコンはMS(マイクロソフト)が、スマホAppleがというように世界が寡占されるような形となってきています。

これらの分野に日本が今後のこのこ出て行った所で恐らく勝ち目はない。金融界も元々欧米ではロスチャイルド、ロックフェラーといった一族の寡占ですから論を待たずです。

やはり日本においては今まで培ってきた技術を大切に守り、電子部品事業、ロボット、そして炭素繊維含めた高機能材料といった分野、産業を死守し世界中に拡大し、雇用を守ってゆくという事が大切なのではないでしょうか。

 新型iPhoneにおいても日本の電子部品の性能は求められていますし、SonyCMOSセンサーなども世界で半分以上のシェアを取っている。

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これら分野は、繊維業界が良かった時代に次世代に投資し高機能材料を開発した、自動車含めメカ技術が発展してゆく中で自動化技術の一つとしてロボット産業が発展したといったように歴史的にも、技術的にも大きな蓄積があり、他の国がおいそれと真似できるようなものではありません。

ポイントは、技術の蓄積があり、かつそういった物を作ってゆく上での設備等も自前で、真似が出来ない。いい意味で汎用化されない産業だという事であり、上に述べたものは全てその条件に合致しています。今はやりの A Iうんぬんといった浮ついた話ではない。そもそも A Iは、何かを分析したりする単なる手段の一つです。

こういった日本の力を今後も維持できる、優位性のある分野というものを国、産業界、国民は、きっちり見据え、将来の計画を考える必要があります。

勿論ですが自動車産業も電気自動車に即移行しないようにエンジン性能を高め、世界中のメーカーと闘い、国内産業及び雇用を守ってゆくという事が必要であり、これも何度も言っていますが、官民合わせた、いや国としての指針をきっちり決め、その指導の下に進めてゆく事が大切です。国と国とが自分の所の雇用を守ろうとしてぶつかり合っている状況ですし、トランプ大統領の言動を見ればそれはすぐわかるはずです。

アベノミクスでの生産性革命の掛け声はいいのですが、具体的かつ迅速に事を進めないと産業が減り、失業者が増え厳しい状況になってゆくのではないでしょうか?日本の雇用を守ろう。