やまと(倭)は国のまほろばBlog

美しい国日本を守るため歴史、経済、政治面から社会についての思想的考察を行います

実生活から考えてみた消費税アップの進め方

選挙戦も各党が公約を発表し本格的になりました。今回の選挙は,まずは北朝鮮を中心とする国防の問題にどう対応してゆくかが争点だと思いますがさりとて経済的な施策に関してもよく検討してゆかなければなりません。

安倍政権では人作り、生産性革命など様々な施策を掲げていますが、経済的争点は、やはり消費税の是非かと思います。実生活から考えてみたいと思います。

 1.国民の現状認識

 国民が現在の生活に関してどういった認識を持っているか。ということに関しては、8月に発表された国民生活に関する世論調査が示している通り、生活の向上感は昨年に比べ2割も低下しています。

図1.去年と比べた生活の向上感

但し現在の生活に満足しているかという問いには7割の人が満足であると答えており、身の回りの利便性含め日本は豊かな国であるという事を示した形になっています。但し、悩みや不安の内容について聞いてみると、老後の生活設計についてが一番多く、今現在は昨年よりも生活の向上が図られなかったし、今後もどうなるのか分からない。というのが偽らざる本音だという事が言えると思います。

図24.悩みや不安の内容

こういった状況では大きな物を購入するなど消費がどんどん拡大するということは考えられず、皆財布のひもを固く縛り、少しでも貯蓄してゆく事になるのではないでしょうか

1.家庭の収入バランスについて

 現状、皆豊かな日本を享受しているわけですが、家計という観点でみると実質賃金はずっと下がりっぱなしですし、今年になって様々なものが値上がりしている。

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電機・ガス代金はLNG価格の高騰とかで8月以降毎月の様に値上がりしている。又バター、食用油、家庭用小麦粉、かつお節などまお6月から10月にかけ次々と値上がりしているし、ティッシュなども5月に値上がりしています。値上がりしているいるのは一部の商品ですが、実際には同じ商品でも容量が少なくなったりし、実質値上がりしている商品が殆どではないでしょうか。これでは益々生活が苦しくなる⇒来年は今年より生活が厳しくなる、ついては消費を控え、少しでも老後の為に貯蓄しよう。ということになり、GDPの6割を占める個人消費が上向くような感じはありません。

そういった意味では今回消費税アップを宣言したことは、それがいくら未来の子供たちの為だといっても消費マインドを冷やし、結果的に財政を厳しいものにしてゆく。緊縮財政を行ってゆくというようにしか思えないような気がします。

3.国民のマインドから考える消費税アップの進め方

 まず現状の認識で一番不安に思っていることは老後の問題です。企業がどんどん潰れ給料も上がらない、リストラにいつ遭うかもしれない中で個人的にどんどん散在する人はいないでしょう。社会、企業に対して大丈夫だと思えるような環境を作ってゆく事が最優先の課題と思います。今回の選挙でもアベノミクスの徹底で所得を上げるという公約のもと、生産性革命など掲げていますが、もっと具体的で確実な物が欲しい。というのが国民の感覚なのではないかと。

今以上に公共投資を行い国内にお金が回り、少しでも給与がアップするような形を継続する。又法人税の軽減を行い、それを財源として非正規雇用正規雇用に切り替えるよう働きかける。具体的にそういった事をしてゆかぬと本当に益々個人消費が冷え込み、何をやっているのかも分からなくなってしまいます。