やまと(倭)は国のまほろばBlog

美しい国日本を守るため歴史、経済、政治面から社会についての思想的考察を行います

グローバリズムの観点から考えてみた選挙の争点

衆議院選挙も熱を帯び連日報道がなされていますが、自民・公明対希望の党のどちらが勝つのか等々どうも政策論議はそっちのけでまたぞろゴシップねた的な様相となっています。

 

不思議なのは消費税増税、安全保障などの言葉が飛び交うものの、ここ十年程度の経済含めた日本の地盤沈下に対しどう考え、対応してゆこうとするのか?安倍さんも小池都知事も明確になっていない様な気がします。

この十年ほどグローバリズムの行き過ぎで日本の産業は大きく傷つき、海外企業に買収され、従業員の生活も大きく変化してきています(下記参照下さい)。

 

ymahoroba.hatenablog.com

 

 

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一方で トランプ政権のアメリカやEU離脱を決めたイギリスが、グローバリズムそのものの行き過ぎに気づき、そこからは半歩脱出し、自国ファーストで進んでゆく事を宣言し進めています。

日本の選挙においても、グローバリズムに反し日本の国力を取り戻す。と言う観点が今一番必要なのではないでしょうか?

この観点から言うと現安倍政権も、小池希望の党もどこも明言していません。仮に反グローバリスムという観点から考えると、安易にグローバリズムにくみし構造改革という名の規制緩和を行わないといったスタンスが必要です。次の様な事でしょうか

  1. 産業面では、まずは内需拡大公共投資を行いお金が回るようにする。次に国内産業をいい意味で保護、活性化する。特に自動車業界でのEV化対応は  焦眉の急と思います。産業の維持の為には当面原発は廃止出来ないでしょうし、代替エネルギーについて具体性がなければただの提案にしかなりません。非正規雇用を縮減し、企業の不確定性を軽減し生活を安定させる、その為には企業側で財源が必要になりますが、正規雇用でコストが上がり投資家へ配当が出来なくなるという現状では法人税の減税しかないのかもしれません。現状個人消費が伸びない中では、消費税アップしていい事はないですね。
  2. グローバリズムそのものを抑止してゆくという意味では、日本だけがどうするこうするなんていう事ができないんじゃないか。という議論もあるかと思いますが、そこまでの話をしてゆくならアメリカ含め、ブレトンウッズ体制の様なある意味規制を掛けた貿易、資金の流動を提案してゆくという事だと思います。
  3. グローバリズムに反対し国を自らの手で守りぬくというなら、具体的な手立てを講じる必要があります。それにはやはり憲法改正が必要ですし、今以上に国防を考える必要があると思います。北朝鮮問題もアメリカと北朝鮮がある意味での妥協をしたら、日本は直接危機に直面する。その時どうするのか。又ビザの緩和、規制の甘さから国内に不法とも言える外国人の流入が続き、土地も買われています。こういった変なグローバリズム止めてゆく必要があるでしょう。
  4. 最後に、国の成り立ちを含めた日本人として伝統の重要性を学ぶ事を推進してゆく事が必要となります。国語を重視し英語の第二国語化とか、大学のグローバル化などと言う事を止め、日本としての矜持を持つといったことが今大切だと思います。

そういった意味での安倍政権は経済施策的には、TPPへのこだわりなどグローバリズム新自由主義の施策を進めようとしているように見える。又英語の第二国語化含め、それは明確な感じがします。消費税の増税に関しては、今の弱い個人消費の状況では景気が良くなるとは思えない。

国を守るという意味では、安保法制等安倍政権ではそれなりの実績を挙げたとは思いますが、憲法改正まで行けるのか。まあ今直前の課題を国防とするなら現状の形がいいのかも。

では希望の党はどうか。

消費税反対はともかく、グローバリズムと言う大きな課題に対しては、自民党同様明確な施策を出していない。まあ正規雇用の推進と言うのがそれかもしれませんが、これは安倍政権でもやってきています。財源も企業の内部留保金に増税するとなると、正規労働に変えてゆくものが無くなる?と共に投資家への配当という事が大切になっている現状ではそれは非常に難しいと思います。

ベーシックインカム構想は、やはり財源の問題含め具体的にどう実現してゆくのかわからないし、原発ゼロ化も代替エネルギー比率を上げる具体策がありません。

安全保障に関しての改憲についても議論すると言っているが、安倍政権のように踏み込んではおらず、はっきりしない。安倍政権打倒と言うのが争点にはならないでしょう。

う~んこれらを考えると、安全保障の面での施策等で、安倍政権>希望の党>その他という事なんでしょうかね。現実は。

でも安倍政権含め、日本には現在本当の意味での保守はないという事になるのかもしれません、特に経済政策などは。

西部邁さんなどの言葉を借りれば、日本人の伝統を基盤とした平衡感覚をどう取り戻し、磨いてゆくということが今一番必要な事なんでしょうね、きっと。難しいんですが