やまと(倭)は国のまほろばBlog

美しい国日本を守るため歴史、経済、政治面から社会についての思想的考察を行います

AIスピーカーに見るOSの重要性再認識

ここに来てAIスピーカーへの関心が高まってきているという報道がなされています。

音声の認識率に関しては既に5%程度しか認識を誤らない。そういった技術を背景にして様々な場所で音声を通じ、色々な機器の操作などが出来るようになってゆくようです。

9/14の日経でも取り上げられていましたが、そこではAIスピーカーの便利さと、音声AIに関するOSの重要さ、又それらをamazongoogleといった会社が開発したOSを使っており、ハード的にはすぐ価格競争に陥ると日本企業が懸念している。と記載されていました。

グローバリズムの終焉と並び、日本を取り巻く大きなパラダイムシフトの一つがIOT時代のビジネスにどう対応して生き残るかです。

ある機器においてその付加価値がハード中心からソフトに移ると、多様化するソフトを統合、効率的に動かす システム(オペレーションシステム)が一番重要になり、それを握ろうとする所が必ず現れ、市場の覇者となります。

今までの歴史を振り返るとパソコンも国内メーカーが日本語表示で差別化していたが、それがオープンになり、かつインターネット 検索が簡単に出来るWin95が発売され、あっという間にWindowsの世界となりました。

又携帯電話もDocomoi-modeauがEZ-WEBといった技術で差別化をしていましたが、フルパソコン化した iPhoneが登場すると(iOS)、市場の大きなポジションを占めるようになりました。携帯電話の世界ではiOSandroidの二種類のOSがしのぎを削っているのは皆さんご存知の通りです。

その意味では、これからもOSといわれるものが様々な分野で登場し、その重要性を高め、今後もIOT市場を支配することは間違いありません。

そういった中で日本の産業界が進むべき道は、OSを核とした製品の中で重要な電子部品に特化し、その技術を磨き、維持する。ということだと思います。

音声AIといったOSを日本独自で作ればいいじゃないか。といった声も聞こえそうですが、AIに関する巨額の開発投資を一社で賄える企業は日本にありませんし、そういった人材もある意味分散している。ビジネス規模がグローバル化し、それに関する投資を負担できる事とそれを様々な分野で回収する手立てを持つ企業しか推進してゆけないでしょう。

パソコン、携帯電話といったまだ日本の産業が元気な時代でもOSに対する考え方やその投資に関してはアメリカの企業の後塵を拝するしかなかったわけですし、中途半端な形で参入し、事業そのものが撤退せざる得なくなる。ということだけは避けるべきだと思います。しかしくやしさもありますね。

 

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