やまと(倭)は国のまほろばBlog

美しい国日本を守るため歴史、経済、政治面から社会についての思想的考察を行います

韓国に負け、中国に買われる日本の企業

グローバリズムに関する考察で、日本の産業が弱体化していることを述べましたが、こここでは、より一層具体的に問題提起してゆきたいと思います。

1990年代から世界中でグローバリズムが席巻し、日本の企業もそれに参戦しましたが、2000年初頭にはそれまで日本のお家芸であった、家電系の事業が殆どダメになりました。

その理由は、一つには当時の白川日銀政策の誤りで円高が続き、輸出産業がグローバル化に対応出来なかったこと。逆にこの時期、韓国は国策であるウォン安を背景にSAMSUN、LGなどが輸出を大きく伸ばしました。

二つ目は、グローバルな市場に対応する為、規模の経済を理解する。ということが不足していたと言えるかと思います。

規模の経済を理解すると言うことは、まず累積生産量が2倍になるとコストは約2割下がるといわれている法則の理解することと、巨額の開発費を分散され、回収する仕組みをどう作ってゆくかということです。

2000年台に入りデジタル家電のブームが到来し、日本のメーカーも一時隆盛を誇りましたが、商品特性からある意味どこでも作れるものとなり、市場が世界的な規模となり、

それをいち早く察知した、韓国勢特にSAMSUNが基板、液晶といった重要部品に大規模な投資を行うと共に、それを自社製品に搭載してコストメリットを享受すると共に、強力な宣伝で世界市場を席巻しました。

国内メーカーは各々の生産規模が小さく、それに対応することが出来ませんでしたし、パナソニックの様にプラズマパネルへの大規模投資が逆に足を引っ張り業績の悪化を招いたことは前述の通りです。

三洋がパナソニックに吸収され、シャープが鴻海に買収されています。

又それ以前にはパソコンの世界で市場規模がグローバル化し、国内メーカーが続々と中国Lenobo社との業務提携という形で吸収されていっています。

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電機産業ではまさに韓国に負け、それらの企業を中国が買っているという構図になっています。

国民総生産(GDP)を維持してゆく為には、製造業が持つ雇用の大きさと影響が欠かせません。その意味でアメリカもオバマ時代から製造業の復活を言っていましたが、一度製造業が立ち行かなくなると、そのシステムを復活させることは本当に困難になってしまいます。これ以上メーカーが疲弊しないよう、政府としても反グローバリズムの方針を明確に打ち出す。又企業買収に関してもむやみに中国資本が入ることのないように規制する。そういったことが今後ますます必要です。

ちなみに東芝のメモリー事業買収はそろそろ決着がつきそうという報道もありますが、鴻海がシャープ同様興味を示しています。ブルームバーグの報道によると、そのスキームは、鴻海出資比率が25%、アップル20%、キングストン20%、シャープ15%というものですが、鴻海とシャープを合わせると40%、それにキングストンはアメリカの会社となっていますが、経営者のジョン・トウは中国生まれの台湾育ち。ディビット・サンは台湾生まれの中国育ちという経歴であり、鴻海トップのテリー・ゴウが今まで中国要人との関係を駆使して、事業を立ち上げた事を考えると、中国の影も見え隠れします。

本当に気を付けないと日本の企業が殆ど外資に握られる.。いつの間にか中国の会社だらけになってしまいます

蛇足ですが、既に日産はルノーが%の出資比率を占め、日産が33%株式を購入した三菱自動車も実質傘下に収めていますので、自動車業界も純国産企業と言えるのは、トヨタマツダ、スズキ、スバルくらいとなっています。

よくよく考えてみると純国産企業がどんどん減ってきている。これをもっと真剣に受け止めなければなりません。

蛇足ですが、石平さんが日本の土地を中国が買い占めているという本を出版していますが、こういった動きには既に数年前から高市早苗国会議員が問題提起し、議員立法等を進めています。石平さんが問題提起した時期もタイミングが良かったですが、自国の産業、国土を守る。といった事については我々自身もっと真剣に考えなければなりません